墓じまいから海洋散骨までの流れ|改葬許可証・必要書類をわかりやすく解説【2026年版】

「お墓を整理して、遺骨を海へ還したい」
「墓じまいをした後、遺骨を海洋散骨するには何をすればいい?」
「改葬許可証や受入証明書は必要なの?」
このように、墓じまいをきっかけに海洋散骨を検討される方は少なくありません。
しかし、墓じまいには墓地や自治体への手続きが関係するため、初めての方にとっては分かりにくい部分もあります。
この記事では、現在お墓に納められている遺骨を取り出し、その後に海洋散骨を行う場合の一般的な流れを、できるだけ分かりやすく解説します。

墓じまいをして海洋散骨することはできる?
はい、墓じまいをした後に海洋散骨を行うことはできます。
ただし、
「墓じまい」→「遺骨を取り出す」→「海洋散骨」
という流れになるため、それぞれの段階で確認しておきたいことがあります。
特に重要なのが、現在遺骨が納められている墓地・霊園・納骨堂の所在地を管轄する自治体への確認です。
墓地に納められている遺骨を移動する場合、一般的には「改葬」に関する手続きが関係します。
ただし、海洋散骨は一般的な墓地や納骨堂への「移転」とは異なるため、海洋散骨を行う場合の具体的な手続きについては、現在の墓地がある自治体に確認することが大切です。
「墓じまいだから、とりあえずお墓から遺骨を取り出せばいい」と考えず、先に必要な手続きを確認しておきましょう。
墓じまいから海洋散骨までの全体の流れ
大まかな流れは次のようになります。
① 家族で墓じまい・海洋散骨について相談する
↓
② 現在のお墓・霊園・寺院に墓じまいの相談をする
↓
③ 自治体に必要な手続きを確認する
↓
④ 必要書類を準備する
↓
⑤ 墓じまい・閉眼供養などを行う
↓
⑥ お墓から遺骨を取り出す
↓
⑦ 海洋散骨を依頼する
↓
⑧ 遺骨を業者へ預ける・送る
↓
⑨ 粉骨などの散骨準備を行う
↓
⑩ 海洋散骨を実施する
↓
⑪ 散骨証明書や写真などで完了を確認する
ここから、それぞれの手順を詳しく説明します。
① 家族で墓じまいと海洋散骨について相談する
まずは、ご家族で墓じまいについて話し合います。
墓じまいは、お墓を撤去するだけではありません。
その後、遺骨をどうするのかを決めておくことが大切です。
例えば、
・新しいお墓へ移す
・納骨堂へ移す
・永代供養墓へ移す
・自宅で保管する
・海洋散骨をする
などの選択肢があります。
海洋散骨を考えている場合は、墓じまいを始める前に散骨について相談しておくと、その後の手続きがスムーズです。
② 現在のお墓・霊園・寺院に相談する
次に、現在遺骨が納められている墓地・霊園・寺院などへ、墓じまいをしたいことを伝えます。
墓地の管理者には、
・墓じまいをしたいこと
・遺骨を取り出したいこと
・海洋散骨を予定していること
・必要な証明書類があるか
などを確認しましょう。
墓地によって、必要な手続きや書類、墓石の撤去方法などが異なる場合があります。
③ 自治体に必要な手続きを確認する
ここが重要なポイントです。
すでに墓地や納骨堂などに納められている遺骨を移す場合、自治体への「改葬許可」に関する手続きが必要になるケースがあります。
改葬許可の申請先は、原則として現在遺骨が埋葬・収蔵されている墓地等の所在地を管轄する自治体です。
例えば大阪市では、現在遺骨が納められている墓地・納骨堂等の所在地の区役所などで手続きを行う案内になっています。
そのため、海洋散骨を予定している場合も、
「墓じまいをして、最終的に海洋散骨をしたい」
ということを自治体に伝え、どのような手続きが必要なのか確認しておくことをおすすめします。
※改葬許可書を発行する際に、事前に受け入れ先として散骨業社が発行する受入証明書が必要となることもあります。わだつみでは、改葬許可書から受入証明書まで心を込めてお手伝いいたします。
お気軽にご相談ください。 熊丸(080-5604-1380)
④ 必要書類を準備する
必要書類は自治体や墓地の状況によって異なるため、一律ではありません。
自治体の案内では、改葬許可申請に関連して、
・改葬許可申請書
・現在の墓地・納骨堂等が発行する納骨・埋葬の証明書
・改葬先に関する書類
・本人確認書類
・承諾書・委任状
などが挙げられることがあります。
ただし、海洋散骨は一般的な墓地・納骨堂への改葬とは異なるため、受入証明書が必ず必要になるとは限りません。
「受入証明書が必要なのか分からない」という場合は、現在のお墓がある自治体に確認しましょう。
また、自治体によって必要書類や手続き方法が異なるため、インターネット上の情報だけで判断せず、必ず管轄の自治体に確認することが大切です。
⑤ 墓じまい・閉眼供養などを行う
必要な手続きを確認したら、墓じまいを進めます。
墓じまいでは、寺院や霊園などによって、閉眼供養などの儀式を行う場合があります。
宗教や墓地の種類によって対応は異なるため、菩提寺や墓地の管理者などに確認しておきましょう。
その後、石材店などに墓石の撤去を依頼します。
⑥ お墓から遺骨を取り出す
墓じまいの際に、お墓に納められている遺骨を取り出します。
ここでは、
・誰の遺骨なのか
・何柱あるのか
・遺骨の状態
・骨壷の数
・遺骨以外のものが入っていないか
などを確認しておくと、その後の散骨業者との打ち合わせがスムーズです。
長年お墓に納められていた遺骨の場合、骨壷の中に水がたまっていたり、骨壷や遺骨の状態が変化していたりすることもあります。
そのため、取り出した後は無理に処理せず、海洋散骨を依頼する業者へ相談すると安心です。
⑦ 海洋散骨を依頼する
墓じまいが進んだら、海洋散骨を依頼する業者を決めます。
このときは、料金だけではなく、
・遺骨をどのように扱うのか
・粉骨をどのように行うのか
・散骨場所
・散骨方法
・散骨後の報告
・散骨証明書の有無
・写真などの記録
・遺骨の郵送に対応しているか
などを確認しておきましょう。
厚生労働省が公開している「散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)」でも、散骨事業者には関係法令や自治体の条例・ガイドライン等を遵守すること、地域住民や漁業者などへの配慮、焼骨をその形状が視認できないよう粉状にすることなどが示されています。
大切なご家族の遺骨を預けることになるため、どのような流れで最後まで管理されるのかを事前に確認しておくことが大切です。
⑧ 遺骨を海洋散骨業者へ預ける・送る
海洋散骨を依頼する場合、遺骨を業者へ直接持ち込む方法だけでなく、郵送で送る方法もあります。
遠方に住んでいる場合や、墓じまいをした場所と散骨業者の所在地が離れている場合には、郵送によるお預かりが便利です。
ただし、遺骨を送る場合は、必ず事前に依頼する業者へ連絡して、送付先や受け取り可能な日時、必要書類などを確認してから発送しましょう。
梱包方法についても、業者の案内に従うことが大切です。
⑨ 粉骨など、海洋散骨の準備を行う
海洋散骨では、散骨前に焼骨を粉状にする「粉骨」を行うことがあります。
厚生労働省の散骨事業者向けガイドラインでは、焼骨について、その形状を視認できないよう粉状に砕くことが示されています。
粉骨後は、散骨する海域や日程などを調整します。
海洋散骨は、単純に海へ遺骨を投げればよいというものではありません。
周辺の環境や地域、漁業者などへの配慮を行い、適切な場所・方法で実施することが大切です。
⑩ 海洋散骨を行う
準備が整ったら、いよいよ海洋散骨を行います。
海洋散骨には、
・ご家族が乗船する
・一部のご家族だけが乗船する
・ご家族が乗船せず、業者などに委託する
など、さまざまな方法があります。
遠方に住んでいる、船に乗ることが難しい、仕事などの都合で立ち会えないという場合には、委託散骨という方法もあります。
ご家族が現地へ行かなくても、散骨を依頼できるため、墓じまい後の選択肢の一つになります。
⑪ 散骨証明書や写真などで完了を確認する
海洋散骨が終わったら、散骨を行ったことが分かる書類や写真などを受け取ります。
散骨事業者向けの厚生労働省ガイドラインでも、散骨後に散骨したことを証する書類を作成・交付することが示されています。
散骨証明書には、散骨した場所や日時などが記載される場合があります。
大切なご家族の遺骨を海へ送り出した証として、散骨後も大切に保管しておくとよいでしょう。
墓じまいから海洋散骨までに注意したいこと
ここまでの流れをまとめると、
家族で相談
↓
墓地・霊園・寺院へ相談
↓
自治体へ必要な手続きを確認
↓
必要書類を準備
↓
墓じまい
↓
遺骨を取り出す
↓
海洋散骨を依頼
↓
遺骨をお預けする
↓
粉骨・散骨準備
↓
海洋散骨
↓
散骨証明書・写真などを受け取る
という流れになります。
特に注意したいのは、墓じまいの手続きと海洋散骨の手続きを別々に考えないことです。
先に海洋散骨を依頼する業者へ相談しておくことで、遺骨を取り出した後の流れや必要な準備について確認しやすくなります。
委託海洋散骨わだつみでは
委託海洋散骨わだつみでは、改葬許可書墓・受入証明書の発行から墓じまい後の海洋散骨まで一貫して承っております。
お預かりしたご遺骨は、一柱一柱大切に扱い、散骨を終えるその時まで責任を持って丁寧に管理いたします。
遠方にお住まいのご遺族様など、郵送でご遺骨をお送りいただく場合にも、迷うことなく準備していただけるよう、送骨キットをご用意しております。
お預かりした後は、粉骨から散骨、散骨後のご報告まで、一つひとつ丁寧に対応いたします。
墓じまいをしたものの、
「お墓に戻すのではなく、海へ還してあげたい」
「家族で船に乗ることが難しい」
「遠方なので現地へ行くことができない」
という場合も、まずはお気軽に熊丸(080-5604-1380)までご相談ください。
一柱一柱を大切に。
ご家族様の想いとともに、最後まで責任を持ってお預かりいたします。





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